プロジェクトフローの最適化

プロジェクト進行においては、「要件定義→設計→開発→テスト→導入」と、水が流れ落ちるように一方向へ進行するウォーターフォールモデルや、ウォーターフォールモデルのサイクルを繰り返すスパイラルモデルがあります。更に近年では、従来の方法論を踏襲し、更に変化へ柔軟に対応するための開発フローであるアジャイル開発が台頭しました。しかしながら、それぞれの進行方法にはメリット、デメリットが存在し、それらの特徴を把握した上でプロジェクトに挑まなければ、失敗の憂き目に会う事となります。そんなプロジェクトフローについて、ビットリンクがどのように取り組んでいるのかをご紹介したいと思います。

基本ポリシー

先駆者の努力によって様々な開発手法が提唱されてはいますが、いずれも一長一短があるので、予算、品質、納期の3要素を軸とし、プロジェクト内容やタイミングによって、最適な進行方法をご提案する事が重要と考えます。予算に関しては、プロジェクト進行中に追加要件が発生した際に予算を補充できるか、または決められた予算を遵守するかをヒアリングし、それによって適切なコスト管理の手法をご提案します。品質に関しては、ビジュアル面、機能面などがあり、全体として高度なクオリティが必要になる場合もあれば、目玉の機能以外はできるだけ省コストに抑えたい、という場合もあります。

お客様が「絶対に外したくないポイント」を捉えつつ、その他の箇所は適度な品質をキープできるような進行方法が理想的です。納期に関しては、サイトのタイプも「公開サービス型」「WEB業務システム型」「キャンペーン型」などと様々であれば、自ずと”納期”という言葉が意味するものも「システム稼動開始日」「ベータリリース日」「サイトオープン日」「初回レビュー」などと大きく異なるものです。お客様がビジネス上どのような時間軸で何を予定しているのか、それを正確に受け止めて適切なプロジェクトフローをご提案します。

ウォーターフォール型開発フロー

要件定義や設計の段階で全ての仕様を正確に洗い出せる場合は、もっともスピーディかつ低コストな進行方法となります。しかしお望み通りのサイトを発注するには、お客様の知識や経験が必要になり、もし正確に要件を伝えられなかった場合、サイトが完成してから問題が露見する事にも繋がります。実際のWEBサイト構築に、ウォーターフォールモデルをそのまま当てはめるのは難しい場合があるのですが、以下のような要件がある場合には、大変有効な方法となります。

  • 短期間で開発して欲しい
  • コストの削減を優先したい
上記のようなケースの場合は、ウォーターフォールモデルを採用する事で目的の成果を上げる事ができますが、プロジェクト進行中のデザインや機能の修正に限界があるため、サービスイン後に早期改修が必要になる可能性が高くなります。

アジャイル型開発フロー

開発期間やコスト配分に自由度がある場合は、完成イメージを共有しつつプロジェクトを進められるため、クオリティが高くニーズに合ったものをご提供する事ができます。懸念すべき課題としては、枝葉の部分に時間を取られてしまったり、全体の整合性を保てなくなる恐れがあるため、プロジェクト進行に注意が必要となります。綿密なスケジューリングをした上で、コスト観や進行方法でお客様のご理解を得られれば、もっとも理想的な開発フローになります。

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